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きらママ探検隊

仕事に家事に子育てに、毎日、奮闘するママさんたち。
今回はその内のお一人、ママ技術者を訪ねて、お仕事の内容や仕事と子育ての両立についてお話をうかがってきました。
働くママさんたちのヒントになれば、うれしいです。
  

  

「何事もない」ことが一番のよろこび

 技術者として火力発電所でタービンの保守管理を担当しています。毎日、電気をご家庭にお届けするために、保守管理は欠かせない仕事。タービンは高速で回転するため、部品の一部が欠けて小さな破片が飛んでしまうようなことが起こると、大きな損傷につながり、発電できなくなってしまうからです。そのためわずかな亀裂も見逃さないよう毎日の巡視はもちろん、4年に1度の法律に定められた大規模な点検に加えて、自主的な点検も行います。大規模な点検は1年前から計画を立て、数万点にも及ぶ部品を取り外して細部までチェックします。

一番ホッとするのは、点検後の試運転で問題なくタービンが回ったとき。メーカーや協力会社の方々と意見を出し合い、連携を取りながら作業し、据え付けを行った結果ですので、「何事もなく終わって良かった」「お疲れさま」と、心から充実感と満足感があふれてきます。

  

  

知・技・勘も伝えて若手を育成したい

 発電の現場は暑い・寒いは当然ですが、高温の蒸気や危険な薬品なども扱うため、自分自身はもちろん他の社員や協力会社の方にケガをさせないよう、細心の注意が必要です。また、電気を安定してお届けするため、設備の不具合にいち早く気づきその都度、状況に応じた的確な判断が求められます。
こうした「気づく力」や「判断力」を磨くには、やはり経験を積むほかありません。毎日現場に出て何かを感じれば、すぐに確認。地道な作業の繰り返しが安全や安定供給につながると確信しています。現在は若手の教育も行っており、彼らが早く一人前になれるように知識や技術はもちろんですが、ニオイや音の小さな変化を感じ取れるような、経験を通じて培ってきた勘どころも伝えていきたいと思っています。

  

  

子育てを支えてくれた父母に感謝の気持ちでいっぱい

家に帰れば、小学6年生の男の子の母です。1年間の産休・育休後に職場復帰。2時間早く帰宅できる時間短縮勤務制度も利用し、子育てと仕事を両立させてきました。幸いなことに主人の両親と同居しているため、安心して子どもを預けることができ、家事の面でも多くの協力を得ることができたので、働くママとしてはとても恵まれていると思います。
もちろん最初は、小さな子を置いて仕事に出かけることに葛藤がありましたし、仕事で失敗すると子育ても十分できていないのにと悩みました。でも、実家の母から「子育ては時間じゃない、中身だよ。自分の役割を全うしなさい」と勇気づけられ、迷いを吹っ切ることができました。両方の父母のおかげで、子育ての悩みを乗り越えてこられたと感謝していますし、いつか恩返しをしたいと考えています。

  

  

子育ての期間はさまざまな援助を頼ろう

 この冊子を読んでいるママさんの中には、育児と仕事との両立で悩んでいらっしゃる方も少なくないと思います。でも、私の経験からアドバイスをさせていただくと、長い目で見ると、子育ての大変な時期は一時のこと。まずは自分がどうしたいのか、考えてみるといいと思います。すると、自分の仕事や子育て、家事への向き合い方が見えてきます。私の場合、働いているのだから家事はある程度の手抜きも必要、と割り切って考えられるようになりました。
もし頼れる方がいらっしゃるなら、ありがたくお願いすればいいと思います。わが家では食事の準備は、平日は主人の両親におまかせし、土日は私が行うなど役割分担しています。また、子育ての支援制度やさまざまな民間のサービスを、上手に活用するのも手ですね。
今は子どももすっかり成長し、最近は彼のサッカーの試合を見に行くのが、休日の楽しみになりました。これからは夫婦で趣味を見つけたいね、と話しているところです。

 

  

きらママ探検隊vol.29

 
  

きらママ探検隊vol.29