トップページ > きらママ探検隊 > きらママ探検隊vol.25

きらママ探検隊

  
仕事で忙しいママさんたちが、日々感じている子育てへの不安。
ママとしてそんな悩みを乗り越えてきた産業保健スタッフを訪ねて、お仕事の内容や子育てのポイントについてお話をうかがってきました。
きっと、働くママさんたちの参考になるはずです。
   

  

異変をキャッチするため積極的に職場を巡回

浜岡原子力発電所の健康管理室で、産業保健スタッフの一人として社員の健康管理をお手伝いしています。日常業務の中での病気やケガの治療にあたるほか、定期的に発電所社員の健康診断を行っています。(原子力発電所で働く、放射線業務従事者と呼ばれる人たちは、法令に基づき健康診断を「半年に1度」と一般の労働者の方より多く行っています。)
また、定期的な職場巡回も法律で定められた業務のひとつですが、私はその枠にとどまらず、毎日、自分から発電所内の各職場を訪問。出会う人に声をかけ、ちょっとした会話の中で、一人ひとりの表情や体調に異変がないかを観察するようにしています。やはり顔を見て、同じ目線で話をすることが大事だと思っています。

  

  

コミュニケーションを大切に気持ちをくみ取るう

昭和60年に中部電力に入社するまでは看護師として地元の総合病院に勤務。病気の人が次から次へと来院される毎日でした。ところが、企業で働く皆さんは、ほとんどの方が健康体。ここで自分がお役に立つには?と考えた結果、待ちの姿勢ではなく自ら動く今のスタイルにたどりつきました。
健康管理室に自分から足を運んで相談に来る人は、それほど多くはありません。だからこそ、自ら動きふだんから積極的にコミュニケーションを取ることで、わずかな異変に早く気がつくことにつながり、少しでも病気の予防に役立てるのではないかと考えたのです。
 同様に、熱や血圧を測りに来る方がいれば、単に計測結果を見るだけでなく、その人の状況や想いをくみ取るのが私の役割だと感じています。社員の皆さんが本当は何をしてほしいのか、そこをコミュニケーションの中で感じとり、うまくアプローチしたいですね。

  

  

大家族に見守られて子どもたちはすくすく成長

私の家は夫の父母や祖父母もいる大家族だったため、第一子と第二子を出産後も家族に子育てをまかせて、夜勤のある看護師業務をこなしていました。ただ、ある日「ここなら夜勤がないから、夜は子どものそばにいられるよ」と、義母に中部電力をすすめられて、はたと気がついたんです。自分は仕事に夢中で、ほとんど子育てをしてこなかったことに。そして、義母の気持ちに。そこでこの会社で自分ができることをやろうと決心して入社し、気がつけば30年が経っていました。
第三子を授かったのは入社後。子どもたちは大家族の中でみんなに育ててもらって成長し、今や社会人として働いています。子どもの頃「お熱がある私を置いて、ママはお仕事に行くんだね」と言っていた娘が、看護師になってくれたのはうれしい驚きでした。これも家族をはじめ、いろいろな人に助けていただいたおかげです。

  

  

食べ物を通してママの想いを伝えて

今は子育てに関する情報が育児書やインターネット上にあふれていますが、私の経験からすると教科書通りにいかないのが子育てです。やはり自分で感じたことを子どもに伝え、返ってくる子どもの気持ちを受け止めることが大事ではないでしょうか。
 また、子どもへの働きかけとして、食事はとても大切だと感じています。一緒にご飯を食べる時間は、元気がないなど子どものサインを感じとるチャンス。一緒に食べられないときは、出来あいのものでいいので自分流にアレンジすれば、作り置きのご飯でも想いを伝えることができると思うんです。
仕事でほとんど家にいなかった私ですが、子どもがここ一番のときはお弁当のおかずで「応援しているよ」と想いを伝えてきました。そういうことを大人になった彼らと懐かしく振り返ると、ママの想いは伝わるんだな、と実感しています。

  

きらママ探検隊vol.25
きらママ探検隊vol.25

  

きらママ探検隊vol.25